2012.12.26 Wednesday

【マイコン・ロボット科】第21回全国専門学校ロボット競技会(スチールファイト)3連覇達成

YSEブログ:ロボット・IoTソフト科

2012.12.22(土)大田区蒲田の大田区産業プラザpioにて、全国専門学校情報教育協会主催の第21回全国専門学校ロボット競技会(スチールファイト)が開催され、全国から専門学校13校60チームが参加して熱戦が繰り広げられました。

横浜システム工学院専門学校は、直前リポートで報告した目標を上回る成果を出すことができました。

1)団体優勝3連覇達成
2)自律走行ソフトウエア部門1・2・3・3独占
3)出場チーム全員が3位以上入賞

いずれも大会始まって以来のことのようです。
21回の歴史を数えるこの大会で、4年前から参加した新参者のYSEが4年目で達成した記録更新です。



12/25は冬休みの初日ですが、クリスマスのお祝いを兼ねて学院長に報告です。
学院長からは、「21回大会とのことで、自律走行ソフト競技のコースデザインが21になっていたが、本校も年が明ければ法人として独立21周年になる。大変にいい知らせだ、よく頑張った。おめでとう。ご苦労さん。」とねぎらいの言葉をいただきました。


さて、大会を振りかえってみましょう。

記念すべき1年生のデビュー戦です。
第21回大会は、入場行進での野口君の「今年も優勝するぞー」宣言と塩澤君の「選手宣誓」で幕を開けました。

本校からは、自律走行ソフト部門4チーム(1年生4チーム)、二足歩行部門2チーム(1年生1チーム、2年生1チーム)の計6チームが参加しました。

自律走行ロボット(ソフトウエア)部門4チーム(1年生)

YSE_MR_UNOチーム  YSE_MR_DUEチーム  YSE_MR_TREチーム  YSE_MR_SEIチーム
(益本、塩澤、五十嵐)    (木屋、角田、木村、露木)  (吉田、小杉、大木)   (大城、久野、野口)

二足歩行ロボット部門2チーム(1年生と2年生)

YSE_Primoチーム      YSE_Decimoチーム  
(大滝、葛西)            (佐々木、金田)   

今日の主役UNO,DUE,TRE,SEIの競技車両4台と控え車両1台、大きな1つ目のPrimoと小さな2つ目のDecimo
 

ロボットを支えるチームメンバー。緊張感が走ります。現場できびきび動いて、自分たちでデータ分析して指示を出し合っています。


自律走行ソフトウエア部門

第1回戦。初戦の緊張。バクバクした心臓の鼓動が聞こえそう。ワールドカップでサッカー選手が胸に手をあて祈っていたあの姿がよみがえります。スタータによる慎重な初期設定。周りで見ているメンバーもハラハラドキドキ。

エッッ!・・・4チーム中、最初の2チームUNO,DUEは完走どころかコースの半分も走れません。完璧だったはずなのに・・・メンバー全員茫然自失。何で?どうして?いったい何が起こったんだ?・・・毎年起こるドラマの始まりです。あまりの結果にトイレで泣いた人もいたようです。意気消沈して落胆していたのですが、幸い全チーム予選は通過しました。TRE,DUE,SEIが1・2・3位、UNOは8位でした。

想定できること、考えられることはすべてプログラムに反映させよう。お昼休みに決勝トーナメントに備えて気を取り直して調整しました。これが効を奏したのか、最終的には、DUEとUNOが決勝戦でぶつかり、僅差でDUEが優勝、UNOが準優勝しました。TRE、SEIは調子を崩して決勝トーナメント初戦敗退。しかしながら、それぞれ別ブロックで敗者復活戦を勝ち抜いて、最終的には供に3位に入賞しました。

観戦者から、「すごいな、あんな状態からよく調整して復活してきたな・・・」という声が聞こえてきましたが、トラブルも想定のうち。何が起こっても対応できる力を学生は身につけています。課題挑戦型プロジェクト教育で先輩たちの背中を見ながら成長してきた学生達です。YSEの現場対応力には定評があります。

以下は同門対決になった決勝戦です。



二足歩行ロボット競技部門

二足歩行ロボットも、緊張のせいか1年生のPrimoは調子が出ず、初戦が終わった時にはガックリとへたり込んでいました。こんなはずではなかった・・・。こちらもドラマの始まりです。でも、2回戦で調子を取り戻してからは快進撃です。決勝トーナメントでも準決勝まで順調に進み、あわよくば・・・と周りを期待させてくれましたが、残念。3位決定戦です。昨年は1年2年の同門対決になったのですが、今年は運よく別ゾーンでPrimo,Decimoそれぞれ3位になれました。2チームとも、決め手は決勝戦用に用意していたループシュートがきれいに決まり、納得の笑みが出ました。



さて、結果は、

自律走行型ロボット対戦競技(ソフトウエア)部門で1・2・3・3位(優勝・準優勝・3位・3位)独占
表彰台はYSEのスクールカラーの青一色に染まりました。


二足歩行型ロボット競技部門で「3位」と「3位」W入賞


最終的にチーム全体で、全国制覇の証「総合優勝(団体優勝)」3連覇達成


競技メンバー(1年生)とサポートメンバー(2年生)「チームYSE」全員集合
 
後列左から、益本(1年)、露木(1年)、清水(2年)、小野(2年)、木屋(1年)、渡部(2年)、木村(1年)、岸本(2年)、長洲(2年)
中列左から、小杉(1年)、塩澤(1年)、野口(1年)、吉田(1年)、金田(2年)、葛西(2年)、
前列左から、大木(1年)、角田(1年)、大城(1年)、五十嵐(1年)、久野(1年)、佐々木(2年)大滝(1年)
最前列左から、鎌田(2年)、仲久保(MR科学科長)、中村(MR科教員)

チームYSEの「プロジェクト:スチールファイト3連覇/自律走行1・2・3・3独占」目標達成です。

みんなお疲れ様。良い年を迎えてください!!。


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    2012.12.26 Wednesday

    アニメ・デザイン科:横浜市デザイン産学官連携プログラムの発表会

    YSEブログ:コミック・CGアニメ映像科
     平成24年12月22日(土)、横浜市工業技術支援センターにて行われた横浜市デザイン産学官連携プログラムの成果発表会。実施された8つのプログラムそれぞれについて、参加機関から取組報告が行われました。
    本校のアニメ・デザイン科は「企業理念を表現するホームページの映像制作」として株式会社ダニエル様のイメージムービーを制作。その取組報告を行いました。

    当連携プログラムが始まったのが今年の5月。株式会社ダニエル様からご要望を聞き、アイデアを出し合って絵コンテから制作。学生達自身がプレゼンテーション・打合せを行い、株式会社ダニエル様と映像の内容を固めていきました。
    実際の制作では、Photoshopで1500枚以上も絵を描いたり、県外の遠い所まで撮影に行ったり、ほとんど触ったことのない映像制作ソフトウェアAfter Effectsで制作したりと、初めての体験にも積極的に取り組んできました。これらの取組報告にあわせて、東京デザイナーズウィークにて、株式会社ダニエル様主催の新作家具の展示会で上映された等の成果報告を行いました。
       
    また、株式会社ダニエル様の概要やものづくりに対する姿勢等の話も盛り込みました。その結果、株式会社ダニエル様から感謝のお言葉をいただいたり、横浜市経済局の担当者様からお褒めの言葉をいただいたりと、とても有意義な発表となりました。

    取組内容、成果物などの展示もさせていただきました。

    他の参加校の発表においても、参考になる事ばかりで学生達にとって良い刺激となります。
       

    同時進行していた他の参加校の取組と比較することで、色んなことが得られると思います。このようなプログラムには、これかも積極的に取り組んでいきたいです。

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      2012.12.25 Tuesday

      アニメ・デザイン科:クリスマス作品を展示しました!

      YSEブログ:コミック・CGアニメ映像科
       アニメ・デザイン科の学生がクリスマスをテーマに作品を制作!本校新館の多目的ホールに展示しました!!

      先月の校外授業にて撮影した写真を使って自由にデザイン。色とりどりのクリスマスが表現されていて、とても華やかです。

      ポスター、ポストカードを1人3作品以上も制作したと聞いて少し驚きました。

      ポストカードは “テイクフリー” 。どれが人気なのか、結果が楽しみです。

      Macに映ってる映像も学生が制作したものです。学生各々が提案したイメージをミックスして、1本のクリスマスムービーが完成。是非ご覧ください!!
      映像に出てくるイラストはIllustrator、Photoshopで制作、アニメーションはAfter Effectsを使用しました。展示用の映像ということで、最初と最後の絵を同じにしてループするようにしています。映像は“しかけ”があると面白くなります。

      今回はグラフィックデザイン、さらにアニメーションも制作することで面白いアプローチができたと思います。また、季節のイベントをテーマにすることで、その雰囲気も体感でき楽しい制作時間となりました。

      追伸、デザイン科でクリスマスパーティを開きました。
        

        
      楽しいひとときでした。

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        2012.12.20 Thursday

        【マイコン・ロボット科】スチールファイト直前のリポート

        YSEブログ:ロボット・IoTソフト科

        今やYSE-MR科の1年生ロボコンデビュー戦として定着したスチールファイトが明後日に迫ってきました。1年生はメイン競技者として参加。2年生はサポートに回ります。試走会、本競技会場では、青いYSE−Tシャツが本校学生の目印です。

        チーム編成は、以下の通り。
         
        自律走行ソフトウエア競技 4チーム出場(目標1・2・3・4独占)
        1・2・3独占は、過去に日本工学院八王子も、昨年のYSEも達成しています。
        1・2・3・4一人占めはまだ達成校なし

        化粧ネームプレートも新しくなり勢ぞろいした自律走行ソフトチーム↓

         
         YSE_MR_UNO(益本、塩澤、五十嵐)
         YSE_MR_DUE(角田、木屋、露木、木村)
         YSR_MR_TRE(吉田、小杉、大木)
         YSE_MR_SEI(久野、野口、大城)


        10文字という文字制限で、最後の3文字はイタリア語
            UNO=1、DUE=2、TRE=3、SEI=6(1+2+3=6)
        が、命名の由来です。

        二足歩行ロボット競技 2チーム出場(目標1・2独占)
        1・2独占は一昨年達成。昨年は3・4位止まり

        化粧背ネームも新しくなり勢ぞろいした二足歩行チーム


          YSE_Primo (メイン:大滝、サポート:葛西)
          YSE_Decimo(メイン:佐々木、サポート:金田)

        10文字という制限の中で、Primo=1、Decimo=10
            ただし、10は2進数では2ですから、1年生=Primo,2年生=Decimo
        が命名の由来です。

        チームYSEとしては、総合団体優勝3連覇が必達目標です。
        過去に2連覇している学校はあったと思いますが、3連覇はまだないと思います。
        これを達成して初めて一人前になります。

        組込み総合技術展(ET2012)が終わってからチーム編成して1カ月で本番。この1カ月でみるみる頭角を現してきたメンバー、しっかりと成長したリーダ達・・・この時期YSEで毎年見られるおお化け現象です。1カ月の間にチーム単位での走行競技練習だけでなく、チームからメンバーを出し合って編成したプロジェクト方式サブチームによるモータの個体調査システムチーム、超音波センサーを使った計測システムチーム、コース制作チーム、・・・など、学生達のアイデアで次々と細胞分裂のように組織が活性化していきました。

        1か月前は、大丈夫かなぁ今年のメンバーは・・・と2年生と一緒に心配していましたが、この1カ月で、2年生の影が薄くなるくらい、すっかり世代交代しました。毎日YSEラボで朝から夜遅くまでソフト開発・ハード開発に没頭するように夢中で取り組んできました。明日からの試走会、本競技が楽しみです。

        まず、2足歩行チームは順調です。


        自律ソフトチームは、自作の計測システムで詰めの作業に余念がありません。


        わいがや(わいわいがやがや言いながらやりながら)で楽しんでいます。


        問題見つけたり、おもしろいことを見つけるとすぐに周りがよってきます。 


        みんなで課題をシェアします。          最後の全体ミーティング


        チームYSEが、ただで終わるわけはありません。奇想天外なアイデアも試します。以下はそんなアイデアの一つ、YSEバック走行です。通常走行より少し早く、秘密兵器の1つです。

        動画(YSEバック走行・・・ただし完成前の様子)



        ちなみに、日程は以下のようになっています。12/22は一般見学もできますので、ぜひご覧いただければ、専門学校生達の励みになります。(先週末にはテレビで高専ロボコンを放映していました。専門学校生はメディアに取り上げられなくても元気に活躍しています。そんな姿をご覧ください。)

        大会名:スチールファイト(第21回全国専門学校ロボット競技会)
        場所:京急蒲田駅から徒歩3,4分、産業プラザpio

        12/21(金)試走会
        11:30集合
        12:00受付と車検
        12:10−14:15 試走
        14:30−15:15 競技説明会
        15:30−16:15 開会式、閉会式リハーサル
        16:30 解散

        12/22(土)本番
        以下は昨年度のデータから推測(11/21にならないと今年度のデータはいただけません)
        8:00集合
        9:00−9:25   開会式
        9:30−10:40  予選1回戦
        10:40−12:00 予選2回戦
        12:40−13:30 準々決勝
        13:30−14:10 準決勝
        14:15−14:50 3位決定戦
        14:55−15:20 決勝
        16:00−16:30 表彰式

        全国大会出場校は以下の13校60チーム
        日本電子専門学校
        日本工学院八王子専門学校
        名古屋工学院専門学校
        大阪工業技術専門学校
        浜松情報専門学校
        専門学校越生自動車大学校
        沼津情報・ビジネス専門学校
        中日本航空専門学校
        横浜システム工学院専門学校
        麻生情報ビジネス専門学校
        原田学園ハイテク専門学校
        富山情報ビジネス専門学校
        東京電子専門学校


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          2012.12.10 Monday

          【マイコン・ロボット科】平成24年度 第5回組込みシステム研究会実施報告

          YSEブログ:ロボット・IoTソフト科

           平成24年度 第5回組込みシステム研究会実施報告

          日  時    平成24年12月8日(土) 9:00〜12:30
          開催場所   本校3階 301教室
          参 加 者    神奈川県内の高等学校の先生方
          講  師    鈴木美朗志(マイコン・ロボット科講師)
          助  手    葛西湧太(マイコン・ロボット科2年生)
          内  容    圧力センサとLEDを使った圧力レベル表示器の製作

          今回は、圧力センサとオペアンプ、抵抗、4つのLEDなどを使った圧力レベル表示器を作ります。圧力センサに圧力が加わると、圧力の強さに応じて点灯するLEDの数が増加します。マイコンは使いません。比較的簡単な手配線による回路作りです。

          作品
                    表面                    裏面
           

          資料


                    図1 回路図                 図2 圧力センサの仕様 

                   
          動作原理の説明

          1)圧力センサ(FSR402)に圧力が加わると、FSR402の抵抗値は減少する。すると、FSR402の抵抗とVR50kの抵抗で、電源電圧(5V)を分圧するので、(a)点の電圧は上昇する。(a)点の電圧は、オペアンプによる4つのコンパレータの「+in」入力になる。

          2)コンパレータの「-in」入力は、電源電圧(5V)を5つの10kΩの抵抗で分圧し、(b)点は1V、(c)点は2V、(d)点は3V、(e)点は4Vになっている。

          3)FSR402に圧力が加わり、(a)点の電圧が、(b)点のコンパレータ(OP1)の「-in」電圧の1Vを超えると、OP1の出力電圧はHになり、LED1にソース電流が流れて、LED1が点灯する。

          4)FSR402の圧力が強くなり、(a)点の電圧が、(c)点のコンパレータ(OP2)の「-in」電圧の2Vを超えると、OP2の出力電圧はHになり、LED2にソース電流が流れて、LED2が点灯する。このとき、LED1、LED2はともに点灯する。

          5)同様にして、圧力がさらに強くなると、LED3、LED4も点灯する。

          6)図1の中に、圧力が強くなるに従って、LEDの点灯が増加する様子を示している。

          7)可変抵抗器VR50kは、(a)点の電圧を決定し、LEDの点灯の感度調整に利用する。VR50kの抵抗値を大きくすると、わずかの圧力でLEDが点灯するようになる。

          8)図2に、圧力センサ(FSR402)の主な仕様と、圧力によって抵抗値が減少する様子を示す。

          制作実習の様子 


          完成作品



          毎度、ご好評をいただき、大変感謝しております。次回も是非ご参加ください。


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            【学校説明】

            令和3年度生入学志望者向け 横浜システム工学院専門学校の学校説明です。

            【校内見学】

            横浜システム工学院専門学校の 校内の施設を紹介する動画です。

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